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社会 - 2006年6月22日

盗まれた人体組織、豪州人46人の治療に使用?

感染症の危険も

 ニューヨークの葬儀場の遺体から盗まれた人体組織を用いて製造された医療品が、豪州人46人に使用された可能性がある。豪医薬課(TGA)は46人に医師らを通じて連絡を急いでいる。組織が盗まれた遺体の中には、英国人と豪州人に半世紀にわたって米国の様子を伝えてきた、BBCキャスターのアリスター・クック氏も含まれているという。
 骨、靭帯、皮膚を含むそれらの人体組織の多くは、高齢と感染症の危険性のため移植には適していないが、合法企業に売り渡され、腰痛や失禁などの症状を緩和する医療品の製造に用いられた。この医療品は、豪国内での使用が認められていない医療品を医師または歯科医の指導下で患者が使用できるという枠組みのもと、豪州人患者に用いられたという。TGAによると、アルロドムと呼ばれるこの製品が医師あるいは歯科医によって患者46人に実際に使用されたかどうかは不明。感染症の有無を調べる血液検査の必要性は医師らの判断に任せるという。一方、米食品医薬品局(FDA)は、盗まれた人体組織の移植を受けた人は全員、HIV、C型肝炎、梅毒の検査を受けるよう推奨している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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