世界最長寿のカメ、生涯を閉じる
176歳、ギネス・ブックにも認定
時の翁がついに、世界最長寿の動物を捕らえた−。ハリエットと名づけられたガラパゴスゾウガメが23日、サンシャイン・コーストで176年の生涯を閉じた。死因は心不全と見られる。ハリエットは1980年代から、スティーブ・アーウィン氏が園長を務めるオーストラリア動物園の人気者となっており、長寿によりギネス・ブックにも認定された。
ハリエットは、動物研究家のチャールズ・ダーウィン氏が1835年にガラパゴス諸島の旅から豪州へ持ち帰って来た動物3頭のうちの1頭だったと見られている。同氏はこの旅によって、進化と自然淘汰の理論を導き出した。数年後、同氏はそれらの動物をブリスベンで出会った友人に託した。およそ100年にわたり、ハリエットはオスに間違われていたという。176歳になり、ハリエットは世界最長寿のカメ目の爬虫類として知られるようになった。ハリエットを家族の一員と見なすアーウィン氏は、「ハリエットはおそらく地球上で最長寿の生き物の仲間に入るだろう。ハリエットの死は世界にとってのみならず、私の家族にとっても大変悲しいことだ」と述べた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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