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社会 - 2006年6月08日

夢のホリデーが悪夢に

豪華客船でノロウイルス感染者続出

 夢のホリデーが悪夢に−。QLD州沖を航海していた豪華客船で、ウイルス感染者が相次いだ。この客船はP&Oクルーズ社が所有する豪華客船「パシフィック・サン」で、5月30日にシドニーを出航、ポート・ダグラスやウィリス・アイランドなどサンゴ海の島とブリスベンを経由してシドニーに帰港する10日間の旅に出た。ところが、P&O社は7日、出航後まもなく、乗客1,650人の中に嘔吐や下痢などの症状を訴える人が出始めていたことを確認。原因は感染力の高いノロウイルスで、感染源はシドニーから乗船した客の1人と見られる。既に60人以上の感染が確認されているが、ブリスベンでインタビューに応じた乗客の話によると、100人以上が感染した恐れもある。乗客2人が旅行の継続を拒み、ブリスベンで下船した。
 P&O社によると、ノロウイルスは人から人への感染力が高く、特に衛生上の配慮を怠ると伝染が広がる。同客船は、ウイルス感染者が増え始めたため、即座に衛生管理を強化。その結果、症状を訴える人の数は減少したという。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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