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社会 - 2006年6月11日

糖尿病の原因となる遺伝子を発見

VIC州の科学者チーム−あすワシントンで発表

 ビクトリア(VIC)州の科学者らが、最も一般的な型の糖尿病の原因とされる遺伝子を発見し、効果的な治療法に一歩近づいた。2型糖尿病と関連のあるPSARL遺伝子の発見は、12日に米ワシントンで開かれる会議で発表される予定。
 同遺伝子を世界中の科学者に先駆けて発見したのは、ジーロングのケムジーネックス製薬チーム。この発見により、糖尿病の検査と新薬の開発が加速する。同チームのグレッグ・コリアー代表によると、患者の口腔内からサンプルを採取する簡単なDNA検査法の開発が進められている。同検査は2年以内の実用化が期待されており、これにより糖尿病のリスクの早期発見が可能になるという。
 豪国内で2型糖尿病と診断される患者の数は毎年10万人以上。流行病と認識されている同病のために費やされる税金は年間約30億ドルという。糖尿病は生活習慣病として知られており、多くは食生活の乱れと運動不足に関連している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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