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社会 - 2007年3月04日

幻の「タスマニアン・タイガー」を追うドイツ人

自然学者は懐疑的
 二人のドイツ人旅行者、クラウス・エメリッヒスさんとビルギット・ヤンセンさんは、2005年にタスマニア島の険しい森林地帯でタスマニアン・タイガーをデジタル・カメラで撮影したと主張している。エメリッヒさんは、1967年に同じようにタスマニアン・タイガーを目撃したとするポール・ベイリーさんと合流し、今度はビデオで撮影すると夢見ている。ただし、タスマニア大学で野生動物を研究するハミッシュ・マカラム教授は、3人の主張にあくまでも懐疑的である。「犬に縞のペンキを塗るようないたずらに引っかかるわけにはいかない」と語る教授は、「もし、タスマニアン・タイガーが今も生存しているなら、今後5年間が山場だ」と語り、「ウィルスに感染したタスマニアン・デビルと狐を監視するために赤外線で起動するデジタル・カメラを各所に仕掛けている。もし、タスマニアン・タイガーが赤外線ビームを横切れば写真が撮れる。そうなれば驚くだろうが、また天にも昇る気持ちになるだろう」と語った。タスマニアン・タイガーはオオカミのような体型に縞模様の毛がある。かつてタスマニア島に生息していたがヨーロッパ人入植者が殺害し、1936年に動物園で死亡した1頭を最後にその存在は完全に姿を没した。しかし、タスマニアン・タイガーを見たという話は神話となって長年言い伝えられ、また毎年のように目撃談が生まれているが、いずれも確認されていない。エメリッヒスさんは、タスマニアン・タイガーを見たというその時のことを忘れていない。「私は高いところにいて、その生き物からはこちらが見えなかった。鼻を地面につけ、臭いを嗅いでいる様子だった。タスマニアン・タイガーが絶滅していないことを証明したい」と語っている。(AAP)


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