視力障害者がロンドン・シドニー間飛行に挑戦
ハイテクのマイクロライトプレーンで2万キロ
日本でもファンの増えている超軽量飛行機のマイクロライトプレーンはハングライダーにエンジンを付けたようなデザイン。イギリスはデボンシャーのマイルズ・ヒルトンバーバーさん(57)は、この飛行機に音声出力装置と、脚に固定したワイヤレス・キーボードに接続した操縦装置を搭載、55日間でロンドンからシドニーに飛ぶ計画を建てている。この飛行でヒルトンバーバーさんは、発展途上国の視力喪失予防のために250万ドルの募金を集める。飛行機には副操縦士も同乗し、もう一機のマイクロライトプレーンが随伴する。25年間視力障害で過ごしてきたヒルトンバーバーさんは、その障害にもかかわらずマレーシアのグランプリでは時速200kmで走れるロータスに乗り、ラップ・レコードを出したことがあり、3月7日、ロンドンに近いビギン・ヒルの飛行場を飛び立つ前には、「人生の障害は、自ら障害と受け入れることだけだ。人生は呼吸回数だけで計るものではなく、夢中になれる瞬間を持っているかどうかできまる」と語った。シドニーには4月28日に到着する予定。集まった寄金は、視力喪失予防の慈善団体「Seeing is Believing」と「Vision 20:20」に贈られる。世界の3,700万人の視力喪失者の75%は予防可能な原因であり、90%は発展途上国の国民である。ヒルトンバーバーさんの飛行経過は、www.seeingisbelieving.org.uk/microlightadventure で追うことができる。(AAP)
|
最新ニュース
社会のニュース
過去の記事
|