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国際 - 2007年3月04日

東チモール反乱リーダー逃亡

オーストラリア軍主導の包囲網を破り
 2月から東チモール政府が豪政府に東チモール軍から脱走した反乱兵士のリーダー、アルフレド・レイナードの逮捕協力を要請していたが、首都ディリの南50キロのサメに立て籠もるレイナードを装甲車とヘリコプターで包囲の網を縮める軍に対し、レイナードには武装した多数の支持者が従っており、レイナードも、「オーストラリア兵とは戦いたくないが、必要とあれば血の最後の一滴まで戦う」と宣言していた。周辺の村人は軍隊と反乱グループの激突を恐れて山に逃げ込んでおり、豪外務省も豪国民にはサメ地域への旅行を中止するよう勧告している。アレクサンダー・ダウナー外相は2月27日に東チモール政府のラモス・ホルタ首相とレイナード問題を話し合っており、2月末にレイナード・グループがマリアナ地区の警察署を襲撃し、多数の銃器を奪って以来、政府の追及が強まっていた。3月2日には、豪軍主導の国際軍が依然として包囲網を縮めつつあり、ダウナー外相は断言を拒否していたが、3日には、駐東チモールの豪軍とニュージーランド軍あわせて920人の増援として約100人の豪軍特殊空挺部隊(SAS)がディリに到着したと発表されている。その時点で、レイナードは政府の呼びかけに対して、政府要人と直面談以外は受け付けないと答えている。4日には、国際軍が反乱リーダー逮捕に動き出し、死者が出ていることが報じられている。ウェブサイトの「チモール・オンライン」も、警察筋の「死者」発表を伝え、「レイナード逮捕に豪軍が動けば、死者が出ることは必至」とのレアンドロ・イサアク下院議員の発言を掲載、豪軍のレイナード攻撃で死者および負傷者が出た模様だが、人数は不明としている。また、イサアク下院議員は、「豪軍はヘリコプター、軍用機、特殊装甲車を投入して攻撃している」と語ったと伝えられている。しかし、3月4日夜の報道では、レイナードは包囲網を突破して行方をくらました。(AAP)


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