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経済 - 2007年3月05日

SA州金融界、規制不足に懸念

不良業者の避難所になる可能性
 3月5日、ファイナンシャル・ミューチュアル・オーストラリア社のジェイソン・ディ・イウリオ代表取締役は、SA州議会調査委員会で金融業界に関する証言を行なった。イウリオ氏はその証言で抵当仲介業界の傾向、サラ金(pay day lenders)、プライベート投資スキームの増大などに懸念を表明した。ディ・イウリオ氏は、SA州では誰でもほとんど経験もなしに、金融や抵当の仲介業を開くことが可能で、しかも業界規制団体や業者団体に加入する義務も負わされない。「SA州ではこのようなことが日常茶飯事に起きている。「その証拠に、市場にはすごい数の金融仲介業者がいて、ホーム・ローン・コンサルタント求むという仲介業者の広告がひきもきらない」と証言した。さらに、議会調査委員会はサラ金についても調査を行なう予定。サラ金は、短期の借金を必要とする人達を狙っており、年利400%相当という暴利をふっかけている。ディ・イウリオ氏は、「現在、サラ金は国中で雨後の竹の子のように増えている」と証言し、「金利に法定上限を設けることとサラ金市場の規制はもっと昔にやっておくべきことだったが、今からでもやるべきだ」と語った。同じように問題なのは、経験のない投資家に年間60%の収益を餌にして誘うPonziその他のプライベート投資スキームの増大だと証言し、「Ponziスキームのやり口は、投資家の金を他の投資家への利子支払いに充てるというもので、これは明らかに金融関係法令違反だが、現実には何の監督も行なわれておらず、あるスキームが破綻した時にはアデレードの投資家が総額8,000万ドルの損害を蒙った」と語った。(AAP)


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