「48項目の付帯条件は世界一厳しい」
環境相、パルプ工場建設計画を条件付認可
10月4日、連邦政府のマルコム・タンブル環境相は、TAS州タマー・バレーのガンズ社パルプ工場建設計画を認可した。認可には48項目の条件が付けられており、環境相は、「8月に環境省が認可基準として24項目の条件を出したが、今回さらに24項目の環境条件を出した。パルプ工場建設認可の条件としては世界一厳しいはず」と語り、さらに、「認可は科学的判断にのみ基づいて行った」としている。20億ドルの予算で実施されるこの建設計画はTAS州最大の民間投資となる。ガンズ社は、2,000人分の長期雇用を創出し、今後25年間にわたってTAS州経済に67億ドルの貢献をすると語っている。一方、環境保護団体は、周辺の水系を汚染し、悪臭を出し、大量の温室ガスを排出する上に、地域の産業を損ねるとしており、今後も反対運動を続けると発言している。連邦環境省は建設計画草稿段階で認可を出しているが、タンブル大臣は、一般の意見を求める他、「建設計画が大陸で議論の的になる前に、この問題の手続きを純科学的な原則に基づいて包み隠しなく進める決心をしており、連邦主任科学技官のジム・ピーコック氏に調査を命じた」と語っている。環境条件の中でも特に重要なのはバス海峡に排出されるダイオキシンの許容量で、通常の4分の1以下に抑えた。言い替えれば、排出量上限や措置発動レベルは世界のどこよりも低く抑えられている。パルプ工場の環境認可水準としては世界一厳格なものになっているはずだ」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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