企業、記録的な利益
エコノミストの予測には届かずか
9月3日、豪統計局(ABS)が新しい統計を発表した。それによると、2007年第2四半期に国内企業が記録的な総額470億ドルの利益を上げた。しかし、エコノミストが、9月4日に予定されている国内総生産(GDP)の数字として予測していた額には及ばないと見られている。同四半期の利益成長率は1.4%になったが、エコノミストは同四半期の利益成長率を2.0%前後と見ていた。同時に発表された景気指標データは、倉庫と店頭にある在庫量を示す企業在庫量も、エコノミストが予測していた1.0%を下回り、0.4%にとどまった。このようなデータから、4日に発表される2007年第2四半期のGDPについても予想を下回るかも知れないとの観測が生まれていた。GDP成長率については、2007年第1四半期に1.6%という好調な成長を示しており、第2四半期はややおだやかな0.5%程度の伸びにとどまるのではないかと見られている。同時に、この控えめな予測は、軟調な消費者需要と建設部門の傾向を考慮したものだが、ある程度までは、企業が進めている活発なインフラストラクチャー投資によって相殺されている。ABSでは、建築許可件数データも発表したが、それまでの何か月の建築許可件数は上下動が激しかった時期を過ぎてわずかに増加している。この報告書のデータは8月の利上げに先だって行われており、建築許可件数が季節調整後で0.4%増加している。エコノミストは2%の低下になると予測していた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
ビジネスのニュース
過去の記事
|