昨年優勝日本馬、馬インフルエンザなし
メルボルン・カップ出場に道
8月21日、2006年のメルボルン・カップに出場し、優勝したデルタ・ブルースと2着のポップ・ロックは、馬インフルエンザの疑いが晴れたと報道された。これでオーストラリア検疫局の検査を通過したことになり、2頭が今年のメルボルン・カップを含めて、春のレーシング・カーニバルに出走する障害を一つ飛び越えた。日本国内では馬インフルエンザのためにレース中止が伝えられている。ピーター・マクゴーラン農業大臣も公式に2頭が検査で馬インフルエンザ陰性の結果が出たことを発表した。しかし、2頭が滞在している個人所有の牧場の馬全数の検査が終わるまでは気が気ではないはず。2頭は北海道のノーザン・ファームのオーナー、吉田勝己氏の持ち馬。マクゴーラン大臣は、「ポップ・ロックもデルタ・ブルースも調教プログラムを続けており、今年のメルボルン・カップに出場する」と語っている。また、「北海道では馬インフルエンザが広がっているとされているが、オーストラリアの検疫官は、2頭が滞在している牧場の検査に努力を集中する。また、同じ厩舎の馬からも馬インフルエンザ陽性は出ておらず、高熱などの症状もまったく見られない。しかし、オーストラリアに馬インフルエンザを持ち込ませないためには厳重な検疫を続ける」と語っている。マクゴーラン大臣は、「馬インフルエンザは伝染力が強く、厩舎などでは一気に広まる」と語っているが、オーストラリアでは発生したことがなく、また、人間に被害は及ぼさない。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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