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社会 - 2006年5月21日

店頭の魚は安全です−シドニー・フィッシュ・マーケット発表

 今年1月、シドニー湾で採れた魚の中から基準値を上回るダイオキシンが検出され、同湾内での漁業が禁止されている問題で、NSW州最大の魚市場であるシドニー・フィッシュ・マーケットは4月20日、同市場が販売する魚介類はすべて安全だとする声明を発表した。19日夜に放映された国営ABCテレビのドキュメンタリー番組が、シドニー湾の魚を長年食べてきた漁師の身体が高濃度のダイオキシンに汚染されていると報道、消費者が不安を感じてシーフードを買い控えるおそれが出てきたため、安全性をアピールした。
 同市場によると、販売している魚介類はオーストラリア全国から運ばれてきており、NSW州産は約65%で、シドニー湾で採れたものは1匹も販売していないという。また、「シドニー・ロック・オイスター」(シドニー特産のカキ)や「バルメイン・バグ」(ウチワエビの一種)など、漁場がシドニー湾内を連想される種類でも、ほかの漁場で採れたものを入荷しているとしている。同市場のマネジング・ディレクター、グレーム・ターク氏は「産地をめぐる誤解から、人々が食べるシーフードの楽しみが損なわれるのは悲しい」と述べ、同市場が引き続き、安全な海域で採れた魚介類を供給し続けるとの考えを示した。

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この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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