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経済 - 2006年6月26日

新職場協定、生産性に悪影響?

調査会社が経済予測

 連邦政府が進める労使関係の変革は、職場の生産性をほとんど上げないばかりか、企業にとって不利益になることもあり得るという。調査会社のBISシュラプネルが、豪州の経済予測に関する報告書の中で、オーストラリア職場協定(AWAs)と個人契約の利点が過大評価されていると警告した。このことは、連邦政府が新労使関係法「ワーク・チョイス」を導入し、企業が雇用契約の代わりにAWAsを採用し始めていることを受けて出されたもの。BISシュラプネルのシニア・エコノミスト、マシュー・ハッサン氏は、「ビジネスは雇用主と被雇用者の間に確固たる信頼関係がある場合に発展するもの。個人契約はこの信頼を損ない、企業の生産性に悪影響を与える恐れがある」と述べている。
 同報告書はまた、豪州が最終的にはニュージーランドのように、失業率は低いが金利が上昇し、かつ国が巨額の貿易赤字を抱えるという状態に陥るのではないかとも予測している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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