原料輸出4%急増予測
政府部内資源予測専門家
9月24日、連邦政府の主任資源予測担当者の「2007年度予測」報告書は、原料輸出額が4%急増し、1億4,470万ドルに達すると予測した。豪農業資源経済局(ABARE)は、輸出品目全般にわたって健全な予測を立てた。豪大陸南部にはまだ干ばつ状況が続いているが、ABAREは、「豪大陸の各所でまだ季節条件としては思わしくない状況が続いており、2007年度の農業産品輸出は、最初の予測をかなり下回る数字になることだろうが、3%以上の増加で2,850万ドルに達するのではないか」と予測している。また、小麦に続く冬物収穫も、干ばつにたたられた2006年度の収穫を60%上回ることが予測されている。「2007年度の冬物穀物の収穫予測は2,560万トンに達し、穀物輸出金額で31%増に相当する」と述べている。最近のメディアの報道は、農業産品の輸出がもっぱらだが、ABAREのフィリップ・グライド理事長は、「地下資源は当分豪経済の中心を占めるだろう。オーストラリアの鉱石とエネルギーの輸出額は、2007年度には1,120億ドルに達し、これは2006年度の1,080億ドルから4%の増加だ」と語り、さらに、「地下資源輸出の成長が続くのはこれまでの鉱業部門への投資のおかげだ。鉄鉱石と石炭の輸出量は2007年度には13%増加すると予測されている」とした。地下資源で唯一成長率の低下が予測されるのは金で、現在2007年度の増加率は1%で総生産量は254トンにとどまるとみられている。ただし、金の生産量は、鉱石・エネルギー輸出量の数字にはほとんど影響しない。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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