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社会 - 2006年8月22日

贈賄で永住権取得110件

6年前から移民局内に疑惑
 1995年9月から2000年3月までの間、移民局の役人に賄賂を贈り、中国と香港からの移民希望者110人に永住権や市民権を斡旋していた事件が発覚し、デビッド・ムーン容疑者 (57) とカイ・フン・リン容疑者 (54) の裁判が進められているが、6年前に移民局が疑惑を持っていたことが明らかになった。また、違法な手段で永住権または市民権を取得した110人はいずれも永住権または市民権を剥奪されていないという証言も出された。6年前にムーン容疑者は、疑わしいパスポートの処理に関わっていたとして移民局の事情聴取を受けている。事情聴取の2年後にリン容疑者はオーストラリアを脱出、その翌日に共同名義の預金口座から30万ドルを引き出していた。リンは、結局アメリカのシアトルで警察によって逮捕された。リンは18日にアメリカから送還され、贈賄謀議その他の容疑の他パスポート申請で14件の虚偽の申告を行った容疑も加えて起訴された。ムーン容疑者も同様の容疑で起訴されている。リン容疑者の弁護人は、なぜその110人の中国人は永住権または市民権を剥奪されないのかと質問した。それに対して、移民局スポークスマンは、「詐欺の対象になった移民申請の中国人が賄賂と知っていて金銭を支払ったのか、合法的な申請の経費と思いこんでいたのか、今のところ即断できない。彼らは当時すでに身元調査も健康診断も受けており、いずれも肯定的な評価を得ていた」と答えた。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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