ノーフォーク島殺人事件裁判
同島150年で初めての殺人
オーストラリア領だが相当な自治を与えられているノーフォーク島は、「バウンティ号の反乱」の反乱グループが最終的に住み着いた島として知られている。この島で2002年3月31日、島の歴史で150年ぶりに殺人事件が起き、住民の間には疑心暗鬼と、事件を興味半分で報道するオーストラリア本土のメディアに対する反感が生まれていた。同日午前11時過ぎ、島のレストランでコックとして働いていたシドニー出身の女性ジャネル・パットンさんが散歩に出たまま消息を絶ち、7時間後に近所の公園で半身をプラスチックシートに覆われた死体で発見された。死体には鈍器で殴られ、刃物で刺された傷が64か所見つかり、異様な殺人事件としてオーストラリア本土でも大々的に報道された。事件捜査中に事件担当の警察官が息子に殺される事件(最初の事件とは無関係)も起きたが、ノーフォーク島警察と連邦警察との合同捜査の結果、今年2月にニュージーランドのネルソンに住むグレン・マクニール容疑者が逮捕され、オーストラリアに引き渡された。8月7日より同島の裁判所で裁判が進められている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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