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社会 - 2006年8月12日

メルボルンのタクシー運転手、怒りの道路閉鎖

運転手殺害事件に抗議
 タクシー運転手の安全は大都市の深刻な問題になっているが、8月8日夜、メルボルン郊外ドンベイルで、ラジネーシ・ジョガさん (27) の運転するタクシーが道路沿いの立木に激突、ジョガさんは翌9日未明に運ばれた病院で死亡した。この事件で20歳のエイリュップ・ザイム容疑者が逮捕された。ザイム容疑者はタクシーを奪おうとしてジョガさんをタクシーから突き落とすと同時に立木に衝突したものと見られている。日頃、悪口雑言、人種差別行為はもとより生命の危険にもさらされることのあるタクシー運転手達がこの事件をきっかけに怒りを爆発させ、メルボルン空港にタクシーを駐車して抗議の声を上げた後、10日夜には約200人がビクトリア州議会前に集まり、フリンダース・ストリートとスワントン・ストリートの交差点に座り込み、州政府との話し合いを要求したが、スティーブ・ブラック州首相は拒否した。ようやく11日に州政府のピーター・バチェラー交通大臣と話し合いを行なった結果、運転手の安全確保や運転手団体の設立などの確約を取り付け、市内封鎖を解くことに同意した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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