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社会 - 2006年8月13日

ノーフォーク島殺人事件公判付託手続き終了

いよいよ深まる謎
 7日から始まったノーフォーク島でのジャネル・パットン殺害事件の公判付託手続きは12日に終了し、被告は裁判開始を持ってシドニー郊外のシルバーウォーター刑務所に戻される。手続き中の証言は微妙な食い違いを見せている。マクニール被告は、当日運転中に誤って被害者をはねたが死んだものと思って車のトランクに押し込み、自宅まで運転して帰った。その後トランクの中に横たわったままの被害者を何度か料理用のナイフで刺したと自供している。しかし、検視を担当した法医学専門医のアラン・カーラ氏は、被害者は頭蓋骨や骨盤の骨折など激しい暴行を受けた形跡があり、傷は64か所にも達し、手にも抵抗した際に刃物で受けた傷があると被告の供述と矛盾する証言を行っている。また事件当時被告の妻で、ニュージーランド帰国後に離婚したアリーシャ・テイラーさんは、被告が犯人とは信じられないと警察に確認をしたことを証言し、最終日に証言台に立ったトレイーシー・ウィルキンソンさんは、被害者が生前にアリーシャ・テイラーさんや被告のことを詳しく聞き出そうとしていたこと、当時3人が働いていたレストランの裏でアリーシャ・テイラーさんが何者かと激しく口論しており、その直後にテイラーさんのシャツに血痕らしいシミを見たと証言。また殺害事件後にテイラーさんと被告が、ウィルキンソンさんに、「ウィルキンソンさんが殺害の現場を目撃していて、おびえているという噂を聞いた」と言ったが、なぜそんな噂が流れているのかまったく理解できなかったと証言するなど、事件は謎に包まれたまま裁判に入ろうとしている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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