25today.com
オーストラリア発最新ニュース
[ 社会 ] [ コミュニティー ] [ スポーツ ] [ ビジネス ] [ 経済 ] [ 政治 ] [ 国際 ] [ 文化・芸能 ] [ 総領事館安全情報 ] [ そのほか ]
社会 - 2006年8月20日

伝染性脳脊髄膜炎患者発生

衛生当局の発表遅れに怒りの声
 NSW州の衛生当局が9月19日早朝付けで、18日シドニーで二人の伝染性脳脊髄膜炎患者が見つかり、10代の女性は死亡、20代の男性は入院しており、完全に回復する見込みと発表した。衛生当局はシドニー郊外南西部で、患者と接していた住民に病気の情報を配布するとともに抗生物質投与の手配も行ない、また、さらに患者が発生する可能性も警告した。NSW衛生局伝染病部部長はニュースリリースで、「同病は発生件数の少ない病気だが非常に危険で発病した患者の10人に1人が死亡する。通常伝染性脳脊髄膜炎は冬季に発生する。早期発見と早期治療が重要だ」と述べている。しかし、NSW野党自由党のピーター・デブナム党首は、政府が病気発生の発表が1日遅れたことを批判し、「住民に対する裏切り行為だ」と語っている。「モリス・イエマ州首相は厚生大臣経験者で、伝染性脳脊髄膜炎の危険性はよく承知しているはずなのに、病気発生の発表を1日遅らせようとした。厚生大臣と衛生当局者の罷免以外の処分は受け付けられない」と語っている。衛生当局は8月18日夜間にメディア向けの情報で早期発見が重要と警告しておきながら、18日朝に死亡した患者の報道を19日午前6時まで記事差し止めとしていた。当局は、職員のひとりが間違って記事差し止めの処理をしてしまったが、18日夜にラジオ番組で詳細情報が流れたため、衛生当局も即時発表に切り替えた、と弁明し、このようなことが2度と起こらないよう努力すると述べた。また、ネピアン病院でも3人目の患者が出たという情報もあるが、まだ確認できていないと説明し、市民にも注意を呼びかけている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
オーストラリア発最新ニュース
社会のニュース
過去の記事
おことわり 広告に関するお問い合わせ サイトに関するお問い合わせ
2006 NICHIGO PRESS ALL RIGHTS RESERVED