オーストラリア国立美術館でガン調査
職員のガン発生率の高さを懸念
オーストラリア国立美術館の職員にガンが多発していることが懸念されているが、8月23日付のシドニー・モーニング・ヘラルド紙は、職員のガン発症と美術館に何らかの関連性があるのかどうかを調査していると報道した。調査の対象になるのは1982年の開館以来勤めたことのある全職員のガン発症例。この調査は約1年をかけて2段階で実施され、まず美術館の現在の物理的な環境と過去の業務活動を調査分析する。ガン騒ぎは18か月前に美術館の警備員14人がガンの診断を受けたことに始まる。アラン・フラウド副館長は、「美術館は調査をためらっていたわけではなく、もっとも適正な調査方法を検討していた。この問題に明確な結論を得たいと考えており、そのためにはオープンで相互に意思の疎通を図って調査を進め、情報も公開したい。美術館職員には23日に説明が行われる。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|