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社会 - 2006年8月23日

テロリスト裁判判決

最高20年の懲役刑
 オーストラリア国内で計画されたテロの裁判が、NSW州最高裁で7週間かけて行われていたが、今日判決が出た。ファヒーム・カリド・ロディ容疑者が2003年10月に送電網やシドニー周辺の軍隊基地3か所の爆破を計画した容疑で6月に陪審員が有罪の決定を下していた。ロディ容疑者は、テロ準備計画として、爆薬の原料となる化学物質について問い合わせ、爆薬、雷管、毒薬の作り方を書いた書類を所持し、送電網を記載した地図や、軍隊の敷地を含む航空写真を購入していたとされている。裁判官はファヒーム・カリド・ロディ容疑者に懲役20年を言い渡し、そのうち15年間は保釈なしとした。ロディ容疑者は、オーストラリア国内でテロリズムを計画し、判決を受ける初めての例になった。その他のテロリズム関連裁判として次の事件がある。ジョセフ・トーマス容疑者通称「ジハード・ジャック」がパキスタンでアルカイダの資金を受け取り、偽造パスポートを所持していた容疑で、パキスタン国内でパキスタン警察とオーストラリア連邦警察官に供述した内容を根拠として2006年2月に有罪判決を受けたが8月18日にビクトリア州控訴審が有罪判決をすべて覆した。ジャック・ロッシュ容疑者は、キャンベラのイスラエル大使館爆破計画の容疑で2004年6月に懲役9年の判決を受けた。ロッシュは、2002年10月に国会を通過した対テロリズム法によって有罪判決を受けた最初の容疑者である。ゼキー・マラー容疑者は、2つのテロリズム犯罪準備の容疑で起訴されたが、陪審員が、自爆実行の際にASIO職員と外務省職員を射殺する意図について無罪の判断を出したため、2005年4月に無罪の判決を受けたが、連邦職員を脅迫した容疑については有罪を認め、懲役2年半の判決を受けた。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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