セキュリティ侵害は毎週起きている
シドニー空港作業員の労働組合が指摘
8月23日、シドニー空港作業員の加入する運輸労働組合 (TWU) は、空港の「セキュリティ体制のたるみ」を話し合うため、緊急サミットを開いた。このサミットは、8月17日にフィジー発シドニー行き便でニセ爆弾騒ぎが起き、その際に空港作業員が機内から荷物を運び出す作業をさせられたことを問題視して呼びかけたもの。同組合は、2001年9月11日以来の5年間、空港の重大なセキュリティ侵害は毎週のように起きていると指摘し、5,000人の空港作業員を代表する出席者も懸念を表明した。TWUの全国代表トニー・シェルドン氏は席上、これまでに発生したとする50件のセキュリティ侵害例を発表した。セキュリティ侵害事件には、2003年8月に釘抜きとナイフを機内に持ち込んだ男が逮捕された事件や、2005年7月に何者かが国際線ターミナルの無人のセキュリティ・ドアを通り抜けて駐機場に入り込んだ事件などが記載されている。組合は、政府がこのようなセキュリティの抜け穴を塞ぐことを要求した。サミットには連邦政府運輸大臣の代理としてNSW州の運輸大臣が出席したが、シェルドン氏は、「連邦警察シドニー空港署署長デレック・シャゲン氏は出席要請を断った」と批判した。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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