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社会 - 2006年8月25日

魔女復権

魔女・魔法使い映画・テレビ番組の流行で
 2001年の国勢調査で、宗教を「魔女・魔法使い」と記入した人は2万人だったが、2006年には4万人から7万人が「魔女・魔法使い」と記入すると予想されている。映画「ハリー・ポッター」やテレビ番組の「バフィ」や「チャームド」などが魔女や魔法使いを好意的に描いていることが影響したと考えられる。タスマニア大学のダグラス・イッジー社会学教授は、かつては若者の間の遊びと見られていた魔術が今はかなりの人口を持つ少数宗教になったと見ている。十代の間の魔術好みを国際的に研究し、現代異教徒論の「魔術信仰」を編集したイッジー博士は、異教への関心は一部には異教に関する情報が増えたことや魔術に対して昔ほどの抵抗がなくなったことが影響していると見ている。「バフィ」や「チャームド」のように、また魔術関係の本もたくさん出版されている。魔術や魔法が文化の一部として受けいられるようになってきた。その上、個人主義的な気風がますます強まり、権威主義や序列意識の強い既成宗教とは違ったものを求めているのではないか、と語っている。さらに「異教と呼ばれるのは普遍宗教以前の自然信仰を基本とする宗教だ。地球を神聖なものと考え、その中心は女神、母なる大地という理念だ。それが魔女への関心が強まっている理由だ」と語るのは、「ペイガン・アウエアネス・ネットワーク (PAN)」ビクトリア州支部のマリアン・ダルタンさんである。ネットワークでは、セックスや生け贄、サタン、反社会的行動という「魔術」への誤解を正し、魔女はコミュニティ指向の精神主義的な性格という認識を高める活動をしている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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