ジャック・トーマスに管理指令
初の対テロ法適用
パキスタンで拘束され、パキスタン官憲とオーストラリアの情報機関、連邦警察の事情聴取を受け、その際の自白のみに基づいて、アルカイダの金を受け取り、テロを共謀したなどの容疑によりオーストラリア国内で起訴されたジャック・トーマス容疑者は、先に陪審員がテロ謀議などを証拠不十分として無罪の判決を下し、より軽微なアルカイダの金を受け取った容疑と偽造パスポート所持の容疑についても8月後半の最高裁で「取り調べ時に自身や家族の生命に危害を加えるとの脅迫を受けており、任意の自供とは言えず、証拠能力を持たない」として、無罪を言い渡されていた。しかし、連邦警察は、8月28日朝、オーストラリア住民一人に対して暫定管理指令を執行した」と発表した。ただし、指令対象となった人物の氏名は明らかにせず、連邦警察は連邦裁判所が対テロ法に基づき管理指令を発行するに足る十分な根拠を示した、と述べるにとどまった。この管理指令は、「テロ活動を防止する上で大きな助力となるか、その者が、「テロリスト組織」として政府が指定した組織の訓練を受け、管理指令記載条件が一般公衆のテロ活動を妨げるために必要と考えられる妥当な理由がある場合に発行することとされている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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