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社会 - 2007年3月05日

弁護士殺人依頼の会計士、懲役29年

実行犯に懲役28年
 2004年4月6日夜、シドニー西郊のピーターシャムで弁護士のトム・ウィリアムズさん(当時42)が自宅に隣接する事務所玄関で4発の銃弾を撃ち込まれた。自宅で銃声を耳にした日本人妻のマサミさんと二人の子供が玄関に飛び出していき、逃げていく犯人の後姿を目撃した。マサミさんは倒れているウィリアムズさんを見つけ、直ちに警察と救急車を呼んだが、ウィリアムズさんはその場で死亡した。事件当時からウィリアムズ弁護士が税金支払いに充てようとしていた金の行方をめぐって会計士ともめていたという事実が浮かび上がった。警察の捜査の結果、シドニー西郊バーウッドに事務所を開く会計士マーク・エドワード・ノーマン容疑者(50)は長年ウィリアムズ弁護士の会計を担当しており、被害者とは親しい間柄だったが、税金分$83,000の着服を気づかれて追及され始めたため、事件が明るみに出ることを恐れて長年の知人トニー・オリビエリにウィリアムズさん殺害を依頼した。当日は弁護士が在宅しているように面会の約束もしておくという計画的な殺人だった。NSW州最高裁のピーター・ヒッデン裁判官は、「冷血殺人」の主犯ノーマン容疑者に懲役29年、実行犯オリビエリに同28年を言い渡した。ノーマンが仮釈放資格を得るのは78歳になる2035年、オリビエリは75歳になる2032年。(AAP)


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