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社会 - 2007年3月01日

カール・ウィリアムズ、3件の殺人を認める

メルボルンの「ギャングランド」抗争
 1998年から2006年にかけて、メルボルン・ギャングの抗争で20人を超える組織メンバーが殺害された。殺害に関与したと疑われているメンバーも報復殺害され、あるいは子供の面前で殺害されたメンバーもおり、凄惨な抗争に発展していた。ビクトリア警察の「プラナ・ギャングランド特別捜査班」から最悪の「殺し屋」と目されていたカール・ウィリアムズ容疑者の裁判が2月28に開かれ、罪状認否で同容疑者は、ルイス・モラン、その息子ジェイソン・モラン、氏名非公開の男の3人の殺害について、冷静な声で「有罪」を認めた。ウィリアムズは、2003年のマイケル・マーシャル殺害で21年の懲役判決を受けており、3件の殺人で有罪になれば終身刑が確実。特別捜査班のサイモン・オーバーランド副警視は、「ウィリアムズの有罪証言を引き出したことは長年の捜査の成果。組織暴力団に対する明確なメッセージになるはず。メンバーは、自首するか、ビクトリア州から出て行くか、さもなければ必ず捕まえてやる」と語っている。同日、保釈中に海外に逃亡した麻薬王トニー・モクベル容疑者とその義妹が容疑者不在のまま、偽証罪と司法妨害罪で訴追された。ジェフ・ホーガン検事は、「カール・ウィリアムズに関する限り、これですべて」と法廷で述べており、マーク・モランとパスクアーレ・バルバロ殺害容疑については訴追されない見通し。オーバーランド副警視は、「ギャングランドの抗争がこれで終ったとは思わない」と語っている。(AAP)


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