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社会 - 2007年2月25日

豪州人女性の半数、卵巣がんについて誤解

パップスメア検査を誤解、初期症状もわからず
 豪州人女性の半数が、パップスメア検査で卵巣がんを発見できると誤解している――。最近の調査によると、誤解している人の割合が最も高いのは50歳以上の女性。ほかの年代よりも卵巣がんのリスクが最も高い人々だ。卵巣がんの研究もしている国立乳がんセンターは、間違った思い込みが生命を危険にさらしていると警告している。同センターのディレクター、ヘレン・ゾルバ博士は「パップスメア検査が婦人科系のがんをすべて早期発見するものと思い込んで安心しないように。パップスメアで発見できるのは子宮頸がんだけ」と話す。610人の女性を対象に行った調査では、半数以上が検査について誤解しており、11パーセントはがんがどのように発見されるかよくわからないと答えた。50歳以上の女性に限って見ると、検査を誤解している人は56パーセント、がんがどう発見されるかわからない人は13パーセントにのぼった。ゾルバ博士によると、卵巣がんを早期発見する検査はなく、非常に診断が難しいため、症状に気をつけることが最善の発見方法という。しかし、調査した女性の56パーセントが、卵巣がんの症状を1つも挙げられなかった。症状としては、腹部の張り、原因不明の体重の変化、腸または膀胱の異変、下腹部の痛み、極度の疲労感や消化不良のような不快感などがある。「卵巣がんの疑いが考えられる症状に気づき、身体の異変や長期にわたる変化については早めにGP(一般開業医)の診察を受けるように」と同博士は述べる。豪州では、毎年1,500人の女性が卵巣がんと診断され、また年間900人が死亡している。がんが発見された時点で進行していることが多く、5年後の生存率はわずか40パーセント。上院で最近行われた婦人科系がんに関する質疑では、コミュニティーにおける卵巣がんの認識向上と、医師へのよりよい教育サポートへの要求が挙げられている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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