シドニー都心に非常用拡声器設置
2007年9月のAPECに備えて超厳戒体制
8月1日、NSW州政府のデビッド・キャンベル警察大臣は、2007年9月7日から9日までシドニー都心で開催されるAPECサミット会期中の大事故やテロ攻撃に備え、都心部の電柱などに合計40基の拡声器を配備していると発表した。拡声器はサイレンの他何種類かのメッセージを伝えられるPAシステムになっており、州運輸局が管轄して、サーキュラ・キー、ウィニャード、セントラル、タウン・ホールなど市内の要所要所に設置する。キャンベル大臣によれば、緊急事態が発生した場合、警察その他の政府機関が一般公衆に情報を伝えることができる。大臣は、「この緊急伝達設備は緊急事態発生時には警察の作戦本部の統制下に移される。さらに、9月2日から9日までの『APECリーダーズ・ウイーク』の前に拡声器を使った緊急事態放送のテストが行われる。拡声器はたまたまAPEC前に設置されることになったが、APECのためということではなく、今後半永久的に設置される」とも語った。この拡声器放送設備は、NSW州政府が2005年に、対テロリズム戦略の一環として設置を発表したものであり、非常事態だけでなく、大晦日やオーストラリア・デーのような大規模なイベント時にも利用されることになっている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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