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社会 - 2007年8月08日

シドニー・フェリー欠航

度重なる事故に続いて、今度は職員不足
 8月6日、シドニー・フェリーは、船員不足のため、マンリー線ジェットキャット便は午後4時半から全便欠航、パラマッタ線リバーキャットおよびハーバー各線も一部が間引き運航になった。シドニー・フェリーのウェブサイトでは、職員不足のため下記の便を欠航いたします」という案内を掲げていた。午後のラッシュ・アワー時、マンリーに向かう乗客は旧型の大型フェリーで時間をかけて揺られていくしかなかった。シドニー・フェリーのスポークスマンは、慢性的な職員不足を否定し、職員が妥当な範囲の超過勤務を拒否する非公式の労働争議に入ったためとしている。しかし、豪船員組合(MUA)は、シドニー・フェリーが職員雇用を増やすべきだとしている。一方、フェリー側は、NSW州労働調整委員会が緊急事情聴取を行い、労働者側に超過勤務拒否を停止するよう命令を出した。ダイヤの乱れは8月7日には正常になると予想している。しかし、MUAのウォーレン・スミス書記長は、労働争議を否定し、委員会はどんな命令も出していないと語り、さらに、「職員不足があり、しかも経営者側が職場を運営して交代勤務時間割を作ることもできない。2週間に99時間勤務する者もいる。その一部の職員がこれ以上働くのはいやだ、家に帰りたいと言ったところで超過勤務制限を行ったとは言えない。フェリー側がもう少し職員を増やせばいい」としている。州政府は調査を進めており、シドニー・フェリー民営化の話にはずみがついているが、野党側は問題が「シドニー・フェリーの将来的な経営の問題に集中し、安全性が問題にされていないと批判している。6日、シドニー・フェリー最高経営責任者のジェフ・スミス提督が声明書を出し、「MUAの労働争議がダイヤ混乱の原因」とし、州労働調整委員会もMUAに対し、労働争議中止指令を出すよう命令した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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