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社会 - 2007年8月20日

障害者ケアの女性、表彰

男の性的暴行から身をもって守る
 8月20日、勇敢な行為で人命を救い、あるいは救おうとした人々を表彰する「Bravery Medal」受勲者14人の名が発表された。「Bravery Medal」は、「Cross of Valour」や「Star of Courage」に次ぐもので、受勲者はキャンベラで連邦総督または各州の総督からメダルを受ける。受勲者のほとんどは警察官、兵士、消防士など命をかけた職業に携わる人々だが、市民からはブリスベンのローラ・デーリーさん(28)が受勲した。連邦総督公邸の受勲者発表に添えられた声明がデーリーさんの困難と勇気を証している。3年前の夏、デーリーさんは、ブリスベンの湾岸ウイナムで、重度の心身障害を負った若い女性の介護をしており、その女性に伴ってマングローブ林の桟橋遊歩道を散策することを日課にしていた。ある日、あたりに人影が途絶えた時、男が道をふさぎ、「デーリーさんが言うことを聞かなければ、介護を受けている女性を襲う」と脅した。どこにも逃れようがなく、男が本気だと感じたデーリーさんは、障害者の女性を守るために男のいいなりになった。その間、デーリーさんは常に障害者の女性をかばった。男が逃げ去った後、自身が被害を受けたにもかかわらず、障害者の女性を車まで連れて戻り、警察と家族が到着するまで車に閉じこもり、女性の安全を確保したと述べられている。後に、28歳になる2児の父親が逮捕され、裁判では検事が、「一身を賭して障害者の女性を守った介護者の勇気はどんなに高く称えても足りない」と語った。デーリーさんを含む4件の事件で10年の懲役刑を受けている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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