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社会 - 2007年8月23日

豪ドライバー、怒りっぽく利己主義

自分の正しさを主張し、他人のそれは認めない
 8月23日、保険会社AAMI、同社が実施した「ドライバーの態度」調査結果を発表した。それによると、回答者の91%が、「最近のドライバーは攻撃的になっている」と答えている。また、59%が、「危険な運転、礼儀をわきまえないドライバー」に怒鳴ったり、罵り言葉を投げており、そのうち81%は自分の行為は正当だと考えていることが分かった。同保険会社の広報担当マネージャのジェフ・ヒューズ氏は、「自分の利己主義で攻撃的な態度を正当化しておきながら、他人の同じような行為は良くないと考える人が多いのは皮肉な話だ」と語っている。また、同社心理学者のジョン・チータム氏は、57%の回答者が他のドライバーに攻撃的なジェスチャーをしたり、怒鳴ったことがあると答えていることについて、「速度違反、飲酒運転などの反社会行為も、自分の攻撃的な態度を正当化することも、『自分のニーズは他人のニーズよりも重要なのだと考えがちなドライバー心理の反映だ』としている。また、85%の人が速度違反をしたことがあると認め、26%は運転中に居眠りしたことがあると認めている。チータム氏は、「車内に閉じこもり、自分のニーズだけを満たしているうちに、社会責任の感覚を失いやすく、利己主義のために他の道路ユーザーを危険にさらすようになる」と分析している。さらに厄介なのは、飲酒運転傾向である。10人に1人は、酒を飲んだ後でもちゃんと運転ができると思えば飲酒運転してもいいと答え、6人に1人は、酒を飲んだ後は運転経路を変え、警察の検問を避けるようにしていると答えた。また、チータム氏によると、自動車事故の約半数は、速度違反、アルコール、ドラッグ、疲労のいずれかの組み合わせが原因だ、と語っている。「どれもやる気になれば退治できることだ。現在の道路事故を少しでも減らそうと思えば、ドライバーがもっと自己認識を高める必要がある」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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