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社会 - 2007年8月25日

軍艦シドニーの捜索開始

第二次世界大戦中、独艦の攻撃で沈没
 先頃、民間人がWA州北部の海中で沈船を発見、海底に横たわる船体の特徴から、第二次世界大戦中にドイツ軍巡洋艦HSKコルモランの攻撃を受けて沈んだ豪軍軍艦HMASシドニーではないかと報道されたが、豪海軍が現場海域を海軍に知らせるよう要求、発見者はこれを拒否。海軍が写真を分析した結果、シドニーではないと判断した。シドニー沈没は長年豪海軍史の謎とされており、何度も「発見」や「調査」の噂が流れていた。しかし、8月24日、ついに連邦政府が予算を計上し、1か月の期限でWA州北部の深海の徹底的な調査を行うと発表した。早ければ2008年1月から海底調査が開始される。豪海軍は、シドニーとコルモランの海戦が行われ、シドニーが沈んでいると考えられるWA州沖5,000平方キロの水域を徹底調査することになる。8月24日、国防相補弼のブルース・ビルソン大臣は、「徹底調査のために、連邦と州政府、それに民間寄金も合わせ、総額500万ドルの資金が集まった」と語っている。これまでに集められた情報から、コルモランが沈んでいる水域はかなり限られており、調査もまずコルモラン発見に集中する。コルモランが発見されてからシドニー発見に切り替えるとしている。調査にはHMASシドニー捜索財団が指揮を執り、サルベージの専門家デビッド・マーンズ氏が、アメリカかカナダから運んでくる深海探査装置を利用して進める。財団のテッド・グラアム理事長は、コルモラン発見の可能性は75%から80%程度としている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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