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社会 - 2007年8月08日

避妊薬RU486の解禁を

専門医グループが要求
 避妊薬RU486の合法化が連邦議会内外で議論を呼んだあげくに通過してから既に1年以上が経過している。しかし、これまでに医薬品管理局(TGA)が処方を認可したのは、ケアンズの医師キャロライン・デ・コスタ教授が個人で申請した1件だけであり、一般名称mifepristoneで出されているものだけである。実際にはオーストラリア国内でRU486を商品化している製薬会社は1社もないとされている。豪医学ジャーナルにこれまでの経過を報告しているデ・コスタ教授は、同薬の認可を得たものの、未だに広く利用できない状況に苛立っているとしている。また、外科的方法によらない中絶法もあるが、ガン治療薬methotrexateを「オフライセンス」で流用して行っている。RU486派、西側ではほとんどの国で手に入るが、オーストラリアでは政治的な議論を呼んだため、医薬会社がオーストラリア国内で販売することをためらっていると見られている。しかも、国内の4人の医師が同薬の処方認可を申請しても、TGAから認可を得られないままである。個人的に4件の認可申請のいきさつを把握しているが、申請書はいずれも『さらに詳しい資料を提出せよ』という付箋を付けて突き返されている」と語っている。また、デ・コスタ教授の申請は、「一部の豪女性にとっては十分に安全であり、効果的である」という根拠に基づいて認可されているだけに、4人の申請が突き返されているのは訳が分からないとしている。デ・コスタ教授と同僚は、医学ジャーナルに執筆することでこの問題の解決が図れるのではないかと期待している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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