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社会 - 2007年8月01日

VIC、口論の聖職者、休職

スケートボーダーと罵詈雑言の応酬
 時は1年ほど前のある日、場所はメルボルンのセント・パトリック聖堂の階段。カソリック聖職者モンシニョール・ジェフ・バロンが、スケートボードの若者グループに向かって、「出て行け、f...ing c...s。国へ帰れ、バカ者ども。オーストラリアはお前達の場所じゃない」と叫ぶ。その場面が密かにビデオに撮られていた。ビデオはインターネットのYouTubeにアップロードされ、世界中に公開された。国内のテレビがこのビデオを取り上げ、モンシニュールの言葉が差別発言として問題になった。ビデオはその後削除されている。7月30日、モンシニュール・ジェフ・バロンがサザン・クロス系ラジオに出演し、「聖堂の階段でスケートボードをしていた若者グループに注意したところ口論になり、若者グループが、私を『児童性愛者』と呼んだ。その言葉でキレてしまい、つい問題の発言になってしまった。発言を後悔している。恥ずかしい気持ちは言い表せないほどだ。私の差別発言で不愉快な思いをした人々にはおわびするが、あの若者達に謝罪する気はない」と語った。7月31日、メルボルン大司教のデニス・ハート師は教区に声明文書を配布、「私がこの事件を調査する。調査が済むまで、モンシニュール・バロンは無期限休職する。モンシニュールを46年間知っているが、優れた人物だ。この事件には憂慮している。モンシニョールがラジオに出演し、その行いに謝罪したことを高く評価する。しかし、事実究明が第一だ。聖堂の広場を一般社会に開放したいが、ここは休息と瞑想の場でもある。残念ながらそのために必要な措置を取らざるを得ない」と語った。ジョン・ブランビー新州首相も、モンシニョールがラジオで謝罪したことを高く評価した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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