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社会 - 2007年9月04日

睡眠不足が肥満の原因か

そのメカニズムについては諸説
 9月2日からQLD州ケアンズで開かれている「国際睡眠学会」の「WorldSleep07」会議で、アデレード大学医学部のセーラ・ビッグス研究員は、睡眠不足が青少年の肥満の原因ではないかとする研究成果を発表した。同研究員は、アデレードの23校の学童1,000人を対象に、保護者から睡眠パターンと体重の情報を集め、調査したもので、5歳から10歳までの男子は同年齢の女子より睡眠時間が短いことを突き止めたが、睡眠時間と体重の間に相関関係のあることが判明した。「授業日に睡眠時間の短い男子は同じように睡眠時間の短い女子より体重が大きい傾向が見られた。その理由についてはまだ確かなことは分からない。睡眠と体重の相関関係についてはさらに研究を進めているが、睡眠時間の短い子供は食べている時間が長いか、疲れて運動不足になりやすいからかもしれない。第三の説として、睡眠不足が、胃で作られ、脳で拮抗して働く2種類の新陳代謝ホルモン、レプチンとグレリンの比率が変化し、それがめぐりめぐって体重に影響するのではないかというものがある。「睡眠不足になって血中のグレリン濃度が上がると脂肪食、炭水化物食が欲しくなる」と語っている。しかし、睡眠不足を寝だめで補うことも体重対策の「即効薬」にはならず、睡眠過多も体重過剰と相関性があると警告している。「おそらく、食事、運動、生活習慣その他の社会的要因が複雑に関係し合って体重に影響するのだろう」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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