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社会 - 2007年9月17日

シドニー地域に永久節水令

「今後30年の上水道確保」とNSW州政府
 9月16日、NSW州政府は、「シドニー全域に永久節水令を敷く」と発表した。「長期節水規則」と名付けられたこの上水道使用制限は、ダムの水位や各種給水配水制度の変更と無関係に維持される。現規則では、シドニー全域の家庭、事業所、市町役所、政府機関は、毎日午前10時から午後4時までの撒水が禁止されており、ホースにはトリガーその他の高圧ノズルを備え付けなければならず、さらにドライブウエー、通路その他吸水性のない路面をホースで洗うことが禁止されている。モリス・イエマ州首相は、「水はあまりにも貴重で一滴もムダにはできない。今回の措置は、州の上水道を今後30年間保全するための措置だ。気候変動は現実であり、その現実は我々の水の使い方も変えることになる。基準は、今後の降水量の低下や気温の温暖化、蒸発量増加、シドニー地域人口増大などを要因として想定している」と語ったが、現在発令されているレベル3の節水規則は、新規則より厳しい内容になっているため、住民が直ちに影響を受けることはないとしている。ネイサン・リース上水道担当大臣は、「この10年で住民の水の使い方が変わった。2006年の上水道使用総量は1974年の総量と同じだが、その間に人口は120万人増えている。今行動しなければ将来に備えることができないことは明らかだ。今回の措置は現在の干ばつ対策ではなく、将来何年にもわたって続く水不足状況に対応したものだ」と延べ、ただし、真夏に子供が庭園用のスプリンクラーで水浴びすることまで取り締まりはしないと語っている(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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