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社会 - 2007年9月18日

置き去り女子の父親、アメリカに高飛び

母親、NZで所在不明
 9月15日午前、メルボルンのサザン・クロス駅で3歳ほどのアジア系の女の子が置き去りにされていた。女の子は社会福祉局に保護され、衣服のブランドから「パンプキン」と名付けられ、臨時里親の世話を受けており、子供向けDVDを見て笑うが、母親を恋しがっている。警察では駅の防犯ビデオから、置き去りにした父親と思われる男を割り出した。女の子は9月13日に父親に伴ってオークランドから飛行機でメルボルンに到着したばかりで、2人ともニュージーランド国籍のパスポートを持っているが、父親は中国からの移民。さらに父親と思われる男が女の子とスーツケースを手にプラットフォームに向かい、次には一人で駅から立ち去るところがビデオに収められている。男は空港に向かい、そのままアメリカ行きの飛行機に乗ったことも判明した。女の子の名前はチャン・シュン・シュエと発表されており、比較的静かで落ち着いているが、時々母親を求めて涙ぐむ」と社会福祉局は発表しており、オーストラリアに親戚がいることに希望をつないでいる。18日になって、NZ国民党のパンジー・ウォン国会議員が、女の子の父親はナイ・シン・シュエさんで、オークランドで中国系雑誌「チャイニーズ・タイムズ」を発行していたこと、カンフーの師範で道場を開いたばかりだったことなどを明らかにした。NZ警察では、母親のアニー・シュエさんの行方を捜しているが、一家が住んでいたオークランドの住宅はもぬけの殻で、これまでのいきさつから最悪の事態も考えられるとしている。ウォン議員は、「シュエさんとはイベントで知り合いになったが、事件にNZの中国人社会はショックを受けている」と語ったが、一家を知る人々は、夫婦は一度離婚しており、最近よりを戻したがあまりうまくいっていなかったようだとしている。NZのクライストチャーチでは2007年前半に日本人一家が自宅で死体で発見される事件も起きている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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