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社会 - 2007年9月20日

スロット・マシンをお払い箱か

ラッセル・クロウのラビトーズ
 9月19日付ニューズ・リミテッド系紙は、「ラビトーズ」サウス・シドニー・リーグ・クラブが稼ぎ頭のスロット・マシン(ポーキーズ: ポーカー・ゲーム・マシン)180台を廃止する提案を検討していると報道した。ラビトーズは、有名な映画俳優ラッセル・クロウ氏と、ピーター・ホームズ・ア・コート氏が共同経営しているが、クロウ氏が、現在改修中のクラブを来年オープンする時にはポーキーズを完全に撤去するよう要請した。ラグビー・リーグに限らず、ほとんどのクラブがスロット・マシン賭博の上がりを財源にしており、それなしでは経営の成り立たないクラブがほとんどだが、スロット・マシン賭博の社会的害悪もまた長年指摘されてきた。ホームズ・ア・コート氏は、3,500万ドルをかけた改修が完成すれば、質のいい料理とエンターテイメント、貸し会議場その他の貸し出しを財源にしていきたいとして、「ポーキーがあるために来ないという人も大勢いる」と語った。さらに、「今回の決断は、法人の社会責任という問題だ。ゲーム機賭博の上がりの半分以上が福祉を受けている人たちが注ぎ込んだ金だ。こういうことが新しいビジネスにとって正しいこととは思えない」と語っている。報道に続いて、真っ先に救世軍がクロウ氏の決断支持を表明し、救世軍として協力できる方法をクラブと話し合いたいと語った。財源として大きく賭博に負っているNSW州政府は、同日、パブにキーノ・ロット・ゲーム賭博を認可すると発表した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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