ホバートで歴史的建物火災

マイヤーの建物
　9月22日夜、ホバート市内の歴史的建物で4,000万ドルの価値のあるとされるマイヤー・ビルで火災が発生、建物に大きな被害が出た。火災でマイヤーの床面と屋根が抜け落ち、市内を火事の煙が覆っていた。市内リバプール・ストリートとマレー・ストリートの角地のビルから火災が広がらないよう、消防署員が4時間にわたって懸命の努力を続けた。1836年から建物を飾っていた歴史的なファサードも今や崩壊間際。マイヤー・ビルはタスマニアでももっとも古い歴史建物の一つ。午後3時15分頃出火し、午後7時40分頃に鎮火した。ビヨンドPRのベッヒャー・タウンシェンド代表取締役は、火災はMAC1階にある化粧品カウンター付近から出火したと見ており、「マイヤーの建物は建て直しに4,000万ドルかかると言われているが、それも店内の商品を計算に入れない話だ」と語っている。ビヨンドPRは、全豪不動産会議タスマニア支部を代理して活動している。消防士が猛烈な火災と戦っている時、CBDの大部分で避難活動が始まり、幸いなことに負傷者は出なかったが、現場検証の警察官の話では、マイヤー・ビルの内部はすっぽりと抜け落ち、内外が完全に破壊された。(AAP)