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社会 - 2007年9月05日

VIC州警察官組合「社会安全党」建党

膠着状態の賃上げ闘争の果てに
 賃上げ交渉が長期にわたって膠着状態になっている、VIC州警察官組合が政党を組織した。「社会安全党」と名乗る新政党は、警察官、消防士、救急隊員などの意見利害を代表する党として、9月4日に開かれていた「緊急援助連合」会議でも承認され、2010年の州選挙には社会安全、保健、教育などの分野の綱領を掲げて候補者を立てる。警察官組合の5%賃上げ要求に対して政府は3.25%を提示、双方が折り合わないまま、警察官組合は「スピード違反摘発禁止」などの戦術で対抗してきた。組合は、現在11項目の業務禁止を出しており、9月8日にはその数を倍増する。最終的にはストも辞さないとしている。ポール・マレット警察官組合書記長は、「17,000人の組合員から州全選挙区に候補者を立てる。数人は当選するだろう。ゆくゆくは政権を獲得するかもしれない。与野党とも注意して見ておけ。われわれには市民の支持がある」と語った。マレット書記長自身が立候補するつもりかという質問に答えなかったが、かつて自由党に入ろうとした事実をつかまれている。合同消防士組合のピーター・マーシャル書記長も、「州民は大政党を信じておらず、代わりになる政党を求めている」と語った。ジョン・ブランビー州首相は、「なぜ政党を作る気になったのか分からないが、これまでも政府は緊急援助関係に莫大な投資をしてきた」と語り、予定されている業務禁止戦術で社会や市民が危険になる可能性があるとしている。豪労使調整委員会(AIRC)は、8日まで新しく業務禁止を出すことを禁止している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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