2015年には国内石油不足量200億ドルに
国会調査委員会証言
オーストラリア石油生産探査協会 (APPEA) が、連邦国会調査委員会で証言し、国内原油生産は、2004年度には1億2600万バレルだったが2005年度には1億1300万バレルと減少の一途をたどっており、回復の見込みはないと説明した。国内 (経済水域内) で石油を生産するオーストラリアは、過去10年間国内消費の80%から90%を国内生産でまかなっていたが、現在は65%程度となり、大きな埋蔵量が新たに発見されない限り、10年後には30%程度になると協会では予測している。残りのの70%近くを輸入に頼り、その額は200億ドルにもなると試算している。協会代表の証言者は「国内交通燃料消費をまかなう量の確保に努力を続けている」と説明した。一方、農業地下資源経済局 (ABARE) は、「今後少なくとも20年間、オーストラリア国内の一次エネルギー供給量の3分の1は石油でまかなわれることになるだろう」としており、協会側も、「そのことを念頭に置き、技術力と採算性の許す限り、原油の発見と生産に努力し、支障を来さずに長期的なエネルギー資源配分に移れるようにしなければならない」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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