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政治 - 2006年8月11日

テルストラCEO報酬問題

ジョン・ハワード首相の発言
 8月10日、テルストラは前年比26%の業績悪化を報告し、トルヒーヨ経営最高責任者が、現在の規制が不確定な状況では将来の業績も保証できないと説明したにもかかわらず、その経営最高責任者に9百万ドルのパッケージの一部として260万ドルのボーナスが支給されることになった。それに対してオーストラリア国内でも大勢の株主や一般社会で批判が高まっている。ジョン・ハワード首相もその批判を意識したのか、サザン・クロス・ブロードカースティングのインタビューに答えて、「企業幹部のサラリーが多すぎると考える人は多い。実際、企業が何の業績向上もないのに重役がボーナスを受け取っているのには驚く。資本主義の競争の中では責任や財政的な能力、リスクに対してもっと報酬を受け取ってもいいと思われることもあるが、逆に人々の神経を逆なでするようなケースもある。しかし、トルヒーヨ氏についてとやかく言うことは控えたい。彼の報酬が多すぎるというなら、彼を任命し、報酬を決めたテルストラの取締役会議にそれを言うべきだ」と語っている。さらに、テルストラが規制を理由に40億ドルの高速ブロードバンド敷設計画中止を発表したことに触れ、「それで政府が規制を緩和するとテルストラの幹部が考えるならはっきりさせておこう。政府は脅しには屈しない」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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