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政治 - 2006年8月29日

オーストラリア経済はOK

コステロ大蔵相が請け合う
 石油高騰、公定歩合引き上げなどが一度に押し寄せ、すでに借金漬けになっている国民の購買力がさらに脅かされ始めている。8月29日に発表された、国内の中小ビジネス経営者の意識をモニターするセンシス・ビジネス・インデックスの8月調査によれば、中小ビジネス経営者の期待感はインデックス制度発足の1993年にインデックス制度を初めて以来最低の数値を示した。中小ビジネス経営者は、オーストラリア経済が既にピークに達し、次第に勢いをなくしてきていると悲観論に傾いていることが明らかになった。この調査結果に対して、ピーター・コステロ大蔵相は、オーストラリア経済はまだまだ健全で、余力があると語り、「先進国ではもっとも経済成長の著しい国の一つであり、まだこれからも成長を続ける」と語った。コステロ大蔵相の楽観的な声明に対して、労働党の影の大蔵相スポークスマン、ウエイン・スワン議員はこの調査結果を、ハワード政権のオーストラリア経済運営能力に対する不信任投票だと評した。年間インフレ率の4%という数字は、連邦準備銀行が目標値としている2%から3%の範囲を上回わり、準備銀行は公定歩合をこの5年で最高の6%引き上げた。ビジネス経営者の悲観的な展望に比べ消費者の財布のひもはまだまだゆるく、7月1日の減税分を年度末セールにつぎ込み、小売り商い総額が0.5%も上昇している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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