政府、潜水艦メーカーを売却へ
コリンズ級潜水艦建造の歴史
8月16日、連邦政府のニック・ミンチン財務大臣は、アデレードにあるオーストラリア・サブマリン・コーポレーション (ASC) の売却決定を発表した。入札は2007年末に始まり、2008年後半には終わる予定。売却は以前からささやかれており、決定は時間の問題だった。「ASCが引き続き海外の提携先や政府から技術的な援助を受けられることが重要であり、トレード・セールで、海外のテクノロジー企業が信頼してノウハウを供給できる企業を同社の新しい所有者として選定できる。またASC買収企業がどれほどの経済力と業界の経験をASCに注ぐことができるか、ということも評価できる」とミンチン大臣は語っている。また、政府は、AWDと水陸両用艇の建造契約が決まるまでASCの売却はないことを明らかにしていた。双方の建造企業指名は2007年中期までに決まるはずである。また売却の目的はASCの長期的な事業性を維持強化し、民営化後の政府負担をできる限り抑えること、また売却でできるだけの利益を上げることなどがあると語っている。新しい所有者はこのような売却目標をすべて満たしていなければならない、と語っており、海外企業の株式所有は最高49%に制限され、また会長、最高経営責任者、取締役会の過半数をオーストラリア国籍所有者とし、また、ASC本社、事業の大部分をオーストラリア国内に置かなければならないこととされている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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