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政治 - 2006年8月19日

テロとの戦いは冷戦より長引く

首相と財務相が全国民に警告
アデレードで開かれた南オーストラリア州自由党総会で、ジョン・ハワード首相は、対テロ戦争が長期化することを全国民が覚悟しなければならない、と語った。先日、イギリスで航空機爆破未遂事件が起きたことは、対テロリズムの戦いがいかに困難かを思い出させた。今後長年にわたって続く戦いとなることだろう、と語った。単純な対策はない。対テロ戦争で私たちの敵は狂信的というだけでなく、執拗でもある。一人が消えると入れ代わりに他の者が後を継ぐのだ。気を引き締め、対テロ戦争に望むことが大切だ。この戦いの敵は我々が体験したことのないような敵だ。未曾有の悪意を持ち、未曾有の脅威となる敵とゲリラ戦を戦わなければならない。我々には強い味方が必要で、テロリズムの心臓部になっている地域でテロリスト組織を直撃する軍事的努力が必要だ」と語った。ピーター・コステロ財務相も、19日にメルボルンで開かれた自由党会議の席で同様の発言を行ない、「冷戦は50年続いたが、対テロ戦争はそれ以上に長引くかもしれない。オーストラリア国民は覚悟を決め、我が国の価値観を防衛する長い戦いに備えなければならない。自由社会はテロリズムの脅威から自らを守るために備えなければならない。残念ながらテロリストはオーストラリアをイスラム・ファシズムの国にしようと狙っている。彼らは我々に害悪をなそうとしている。また彼らは外から来るとは限らない。オーストラリアに生まれながら、何らかの原因でテロリストのイデオロギーに染まり、我々と我々の社会に害悪をなそうと訓練してきたのだ。オーストラリアに渡ってくる人たちは、他人の権利を尊重し、他人には寛容になり、国法を尊重して、オーストラリアへの忠誠を示さなければならない。我々は内外からの脅威に対して自由を守る用意がある」と語った。ジョン・ハワード首相の発言に対して、野党労働党のケビン・ラッド議員は、ジョン・ハワードの対テロ戦争は失敗で、オーストラリアがテロの標的になる危険はむしろ高まったと批判した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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