イスラエル盲目的支持は危険
元大使が発言
オーストラリアのロス・バーンズ元駐イスラエル大使は、23日夜ABCテレビのインタビューに答え、「オーストラリア政府が全面的で無批判な支持をイスラエルに与える政策を取っているため、中東地域でのオーストラリアへの信頼が失われている」と警告した。バーンズ氏は、「これまで直接オーストラリアの利害が損なわれたという事実はない。だが、人々はオーストラリア政府閣僚の発言に注目している。オーストラリア政府の発言は非常に狭い範囲の問題に限られ、しかもほとんどの場合、イスラエルの政治家の発言をそのまま繰り返したようなものになっている。そのため、オーストラリアが中東危機に対して公平な態度を取っているとは思われていない」と語った。また、オーストラリアの在外公館への資源カットにも言及し、「現地のオーストラリア人援助に限られ、独立した分析情報をキャンベラに送り返す余力がなくなっている。特に中東では資源カットが激しく、緊急対応以上のことができなくなっており、オーストラリア国民のニーズへの対応さえ難しくなっている。まして任地国の状況の正確な報告など望むべくもない」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
政治のニュース
過去の記事
|