画家ホワイトリーの作品、記録価格
サザビーの競売で
8月28日に開かれたサザビーの競売で、画家ブレット・ホワイトリーの作品"Hummingbird and Frangipani"が203万ドルの値を付け、オーストラリア美術界第3位になった。過去にはジョン・ブラックの"Only The Bar"が312万ドル、フレデリック・マカビンの"Bush Idyll"が230万ドルの価格で競り落とされている。その他にもクレイグ・ラディが、アボリジニの俳優デビッド・グルピリルを描いたアーチボルド作品が31万2,000ドルの値を付けた。サザビーでは、「クレイグ・ラディの作品としては確実に最高値であり、その作品の評価としては破格」と評している。ラディの作品は2004年のアーチボルド賞を受けたが、ほとんど木炭の描画であり、画家のトニー・ヨハンセンが、「絵の具を使った絵画というアーチボルド賞の条件から外れている」とNSW最高裁に訴えたが2年越しの裁判の結果今年6月にヨハンセンの敗訴という結果が出た。サザビー社のオーストラリア絵画担当者は、「おそらく裁判という話題性が世間の意識に残っていて高値を呼んだのだろう。悪評も評判のうち。」と論評した。28日夜の競売では108点のオーストラリア作品が競売にかけられ、総額770万ドルの値が付いた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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