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政治 - 2007年3月21日

サント・サントーロ議員辞職

度重なる疑惑の果て
 サント・サントーロ議員は、高齢者問題大臣就任後に利害抵触のおそれがある企業の株式を所有していたことに気づいたと届け出た後、従来通り野党の攻撃をジョン・ハワード連邦首相が必死に擁護した。しかし、その後も在任中の株式取引や高齢者施設開発業者の保証人などの行動が次々と明るみに出され、遂にハワード首相の「激怒」を買い、同議員は高齢者問題相辞任を余儀なくされた。政敵に対しては容赦ないトニー・アボット保健大臣は、「サントーロ氏は友人だ。人間的な弱さはあってもまっとうな人物だし、在任中は良い大臣だった」と手放しの擁護。一方、自らいっさい株式を所有しないと宣言するピーター・コステロ財務相は、ABCラジオで、「サントーロ氏の大臣辞任は当然」と語り、徹底的に擁護した後で次々に明るみに出される疑惑行為に顔をつぶされた格好のハワード首相は未だに激怒を隠さない。3月20日、渦中のサント・サントーロ議員が、3月下旬に議員を辞職すると発表した。「今夜、首相に辞職の意を伝えた。2週間の国会開会中に辞職を伝え、クイーンズランド州自由党が私の後任を決めることができるようにしたい」と語った。また連邦上院において、「様々な嫌疑が挙げられたが、私は意図して不正直、虚偽をなしたことはなく、また何ごとも上院に対して隠そうと意図したことはない」と発言した。また、「衷心から、上院には私の違反行為を謝罪し、私の行為が意図しなかったとは言え、結果的に同僚諸氏の名誉を汚したことを謝罪する」と発言し、家族、友人、同僚、職員の支持に感謝の言葉を述べた。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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