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社会 - 2007年3月22日

日本遠征で立ち往生

豪バイキー・リーダー、帰国ビザ発給拒否で
 3月17日、東京後楽園ホールで行なわれた東洋太平洋ミドル級王座決定戦で同級3位の佐藤幸治が1位のアダム・ベラを9回TKOで下した。しかし、アダム・ベラに付き添っていた父親のアレックス・ベラは、シドニーのバイキー・ギャング「レベルズ」の全国会長でもある。3月22日付ニューズ・リミテッド系紙の報道によると、NSW州警察では、移民省に対し、大金持ちアレックス・ベラの帰国ビザ発給拒否を要請する準備を進めている。アレックス・ベラは地中海の島国マルタ出身で、オーストラリアには40年間居住しており、妻子はオーストラリア国籍だが当人だけは市民権を申請していなかった。ところが永住権者の再入国ビザが2007年1月失効したままだったため、帰国には駐日豪大使館でビザの発給を受けなければならなくなった。アレックス・ベラはこれまで州警察、連邦警察に眼を付けられており、1995年には自宅に取引量の大麻を隠していた容疑で有罪判決を受け、その後も警察の家宅捜査を受け、300万ドル相当の資産を押収されている。その後NSW犯罪調査委員会に65万ドルの和解金を支払って、資産を取り戻している。警察では、過去の麻薬関係有罪判決、オートバイ・ギャング団の首領という地位などから移民資格要件である「良好な人格」を満たさないとしている。3月21日、ケビン・アンドリューズ移民相のスポークスウーマンは、「ビザ申請審査中はベラ氏はオーストラリア入国ができないが、審査に何日かかるかはまだ不明。ビザ発給申請には、申請人がいくつもの規準を満たさなければならず、人格評価も規準の一つ」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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