シドニー市長、交通サミット開催を呼びかけ
シドニー圏の交通問題対策を
3月19日、シドニー市長のクロバー・ムーア氏は、市の交通問題を解決するため、関係機関をタウンホールに集め、交通サミットを開くことを提唱した。ムーア市長は、QM2とQE2が同時にシドニー港を訪れた際の鉄道網と市中の道路網の交通混乱が示すように、現在のシドニー市は、政治的対立を一時棚上げしてでも、関係機関全員が協力して交通網全体の調整を図らなければならないと語った。また、全交通機関の調整を計画実施する単一の機関を設置し、その機関の下に統合的な交通計画を建てなければなければならないとした。「交通体制を長期的視野で決定していくためには計画性と勇気とリーダーシップがなければならないが、残念ながらNSW州にはいずれも欠けている」とも語っている。「現在の交通機関の惨状はシドニーの将来に影を落としている。もし、交通のニーズに取り組むことができなければ、シドニーで働き、生活することがますます難しくなり、資本投資を国内の他の都市やアジア諸国の都市に奪われていくだろう」とした。重軌条鉄道インフラストラクチャーを迅速に改善し、都市間の軽軌条鉄道網を拡充し、公共交通網全体で使える統合的乗車券発行システムや統合的料金体系を導入するためには大規模な投資が必要だ。またすべての自動車にeタグを備え、有料道路も現行よりも現実的な料金体系に改善しなければならない、としている。「毎日100万人がシドニー市内を通過している。持続性のある、能率的で世界水準の交通体制を計画導入し、シドニーの長期的なニーズに応えなければならない」と語っている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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